脱毛エステや医療脱毛に通っている方も、最初は自己処理や家庭用脱毛器でムダ毛処理をしていたという人がほとんどです。
脱毛エステなどと比べ、家庭用脱毛器は、自宅で自分でできるという点でハードルが低いので、まずは、家庭用脱毛器でと考える人が多いです。
最近の家庭用脱毛器は、種類が豊富です。
中には、脱毛エステのような光脱毛の家庭用脱毛器もあります。
今回は、家庭用脱毛器の効果やメリット・デメリットを、その種類と口コミ・評判から検証し、エステと比較してみたいと思います。
1.家庭用脱毛器の種類と各脱毛器のメリット・デメリット
家庭用脱毛器には、いくつか種類があります。
知名度が高い商品を中心に種類と特徴を取りあげてみました。
また、商品の特徴と口コミ・評判から、その商品のメリット・デメリットを列挙してみたいと思います。
1-1.家庭用脱毛器の種類と特徴
今回取り上げた家庭用脱毛器は、知名度がある「ソイエ」、「ノーノーヘア」、「光エステ」、「ケノン」、「トリア」です。
ソイエ(パナソニック)
毛を複数本自動で抜いていく脱毛器。
毛抜きで一本一本抜くよりは早く脱毛できます。
カミソリやシェーバーなどで除毛するよりも、剃り跡がなく仕上がりは綺麗で、家庭用脱毛器の中では安く手に入るのがメリットです。
デメリットは、抜いた後、赤みが出たり、埋没毛になることがあります。
また、毛が少し伸びた状態で使用することになるから、ムダ毛を少し伸ばして使用しないといけません。
私の場合、脱毛エステに通う前は、ソイエとカミソリを併用していました。
ソイエは、毛を抜いていくのでカミソリよりは仕上がりは綺麗ですが、痛みが強くて続かず、結局、カミソリ中心に使用していました。
特に、太ももなどの敏感なところは痛みを感じやすく日常使いは難しいと感じました。
また、毛を抜いた後、抜いたところがポツポツと赤くなったため、赤みが引くまでは、肌の露出は控えないといけなかったです。
肌への負担が大きいので、保湿などのアフターケアが大切です。
除毛していた人にとっては、脱毛器なので、仕上がりが綺麗と感じる人が多く、その点で、評価が高いという方もいます。
ただ、痛みを感じやすかったり、埋没毛になりやすかったりする点で、良くないと感じている人も多いです。
ノーノーヘア(ヤーマン)
サーミコン式(熱線で毛をカットする方式)の脱毛器です。
脱毛器というより除毛器です。
熱線で処理していくので、カットした毛先が丸くなり、カミソリで剃ったときのようなチクチク感がないというのがうりで、カミソリよりは、肌に優しいと言われています。
ソイエ同様、家庭用脱毛器の中では安く手に入ります。
ノーノーヘアは慣れるまでコツがつかめない方も多いようで、使い方によっては火傷する方もいます。
肌が平らな部分には使いやすいが、ワキなどには使いづらさがあります。
脱毛というより除毛なので、ムダ毛処理としてはカミソリとそれほど変わらないでしょう。
熱線でカットしていくので、ムダ毛の焼けるニオイが臭いという口コミが多いです。
光美容器光エステ(パナソニック)
割と最近出てきた脱毛器です。光をあてることによりムダ毛が目立たない肌に近づけるという商品です。
この商品は、脱毛というより抑毛と考えた方が良いでしょう。
使いやすく痛みがほとんどなくて肌に優しいのがメリットですが、ただ、脱毛の効果はほとんどなく、シェーバーで処理後の肌を、抑毛して維持するといったイメージです。
ケノン(エムロック)
フラッシュ式脱毛器。光を照射することにより、メラニン色素(黒色)に反応させ脱毛するというもので、脱毛エステに近い方式の脱毛器です。
脱毛エステよりパワーは弱いため、脱毛エステよりは効果は劣ると考えてよいでしょう。
効果には個人差がありますが、家庭用脱毛器の中では、効果の面から、一番人気が高い商品です。
ただ、その分値段も高いです。
メリットは、自分で自宅で簡単にフラッシュ脱毛ができることでしょう。
エステのように予約を取ったりする必要がなく、場所や時間の縛りがありません。
家族で使って費用を節約することも可能ですね。
エステだと回数によって費用が高くなりますが、低コストで何回でも照射可能です。(ただし、カートリッジは消費するため、交換が必要になります。)
デメリットは、自分でするので手が届かない箇所が出てくる、使用方法に慣れるまで使いづらさがあるといった点です。
家庭用脱毛器は、使用上の注意点は書かれているものの、ほとんどが、自分の裁量に任せられます。
使い方によっては、肌トラブル(痒み、赤み、腫れ、やけど、痛みなど)を招くことも多いです。
ケノンの場合、照射レベルは自己判断しなければいけません。
照射レベルを上げると、効果は高そうですが、痛みも強くなり、逆にレベルを下げると、痛みは感じられないが、効果も感じられないというように、レベルの判断が難しいです。
開封後の使用は、自己責任になります。
トリア(トリア・ビューティ・ジャパン)
レーザー式脱毛器。レーザーを照射することにより、メラニン色素(黒色)に反応させ脱毛するというもので、医療脱毛に似ていますが、医療脱毛よりパワーはかなり弱いものになります。
トリアのメリット、デメリットは、ケノンとほとんど同じです。
加えて、トリアの方が痛みが強いという口コミが多いです。
また、照射範囲はケノンより狭く手間がかかる、重くて使いづらいと感じる人もいます。
トリアはケノンより安いですが、家庭用脱毛器の中では、高い商品です。
2.家庭用脱毛器と比較した脱毛エステの魅力
家庭用脱毛器を購入する方は、エステの値段・予約や場所などの通いづらさ・時間を取られるなどに不満があって、家庭用脱毛器を選択される方が多いです。
家庭用脱毛器で自宅で自分で綺麗にできるなら、手間も時間も場所も考えなくてよいし、それでいいんじゃないのと思いますよね。
私もそういう点から、最初は家庭用脱毛器の使用や購入を考えました。
しかし、上記のように家庭用脱毛器にも、それぞれの商品でデメリットがあります。
それに加えて、最近の脱毛エステは、昔ほどハードルが高くなくなり、気軽に通えるサロンが多いです。
ここからは、家庭用脱毛器と比較した脱毛エステの魅力について取り上げてみたいと思います。。
2-1.家庭用脱毛器に劣らない脱毛エステの魅力
家庭用脱毛器と比較した脱毛エステの魅力を列挙してみました。
- 脱毛エステは以前より低料金になっている
- 通いやすくなった
- 家庭用脱毛器より高い効果が期待できる
- お手入れ時、手入れ後の肌ケアが充実している
- スタッフの技術力、専門力
- 家庭用脱毛器より総合的なお得感を感じられる
- 全身脱毛ができる
脱毛エステのは以前より低料金になっている
家庭用脱毛器の各商品の値段は、だいたいではありますが、次の通りです。
- ソイエ 13,000円
- ノーノーヘア 15,000円
- 光エステ 25,000円(ワキ、腕、足、Vラインのみ)35,000(顔も含む)
- トリア 50,000円
- ケノン 75,000円
脱毛エステの場合、安いサロンですと、全身脱毛が6回11万くらいからできます。
以前は、脱毛エステというと痛い、高額というイメージでしたが、痛みが少ない光脱毛をいう方法が主流になり、利用者が増え、脱毛エステ店が増加し、各店が競争のため、キャンペーンや割引をこぞって実施し、今は、利用者に受け入れられやすい料金になっています。
脱毛エステの料金と比較すると、家庭用脱毛器のケノンは、高い気がします。
家庭用脱毛器は、回数制限がない分、安いと捉える方がいるかもしれませんね。
好きな箇所を何回でもできるということに注目すると、確かに家庭用脱毛器の方が、コスパが良いように感じます。
でも、脱毛エステにも、安いし放題プランはあります。
例えば、ミュゼのワキやVラインの脱毛ができる「美容脱毛完了コース」は、回数無制限・期間無制限で、2,400円~3,600円くらいです。
ワキやVラインは、誰でもムダ毛に悩む部位ではないでしょうか。
このコースは、キャンペーンで、かなりお安くなることもあり、脱毛初心者にも受け入れられやすい料金で提供されています。
全身脱毛プランとなると料金は高くなりますが、目立つ個所や自己処理で不満な個所のみを脱毛エステで利用するというのもありですね。
通いやすくなった
脱毛エステに通いたいと思っても、サロンが近くにないという方も、昔は多かったでしょう。
最近の脱毛エステ人気により、地方にも店舗出店するサロンが増えてきており、毎年数店舗増やしているサロンもあります。
サロンの選択肢、場所の選択肢も増えて、通いやすくなりました。
また、脱毛エステの通い方の面でも、以前より通いやすくなっています。
脱毛エステは、毛周期(毛が生え変わるサイクル)によって脱毛していくため、2~3ヶ月に通うのが一般的です。
ゆっくりとしたペースで通うのが嫌だという方もおられますよね。それに比べ家庭用脱毛器は2週間に1回くらいの頻度で出来るものもあります。
最近は、脱毛エステでも、1ヶ月に1回、最短2週間に1回に通えるなど、2ヶ月を待たず、次の施術を行えるようなサロンも増えてきてます。
家庭用脱毛器より高い効果が期待できる
脱毛エステが使用している脱毛器は、家庭用脱毛器とは違います。
サロンは、機械を使用したサービスで、お金を頂くので、やはり機械には、どのサロンもこだわっています。
最新の機械や、効果が高い機械、肌に優しい機械、痛みが少ない機械など様々です。
自宅でエステの脱毛ができるなどと言いますが、家庭用脱毛器とエステの脱毛は、別物です。
お手入れ時、手入れ後の肌ケアが充実している
脱毛エステでは、熱を使用するので、施術時に冷たいジェルを使用して、しっかり肌の保護をしてくれています。
そのジェルに美容効果のあるものを使用したり、施術後は、保湿効果のあるローションでケアを行ってくれたりするサロンが多いです。
脱毛後は、肌の保湿がとても重要です。
家庭用脱毛器の場合、出力レベル、アフターケアなどは自己判断に任せられます。ケアが足りないと火傷や黒ずみの原因になることもあります。
家庭用脱毛器の場合、2週間に1回自分でやらないといけないので手間がかかりますが、脱毛エステの場合、1ヶ月~3ヶ月に1回通って、施術は任せればいいので楽ですね。
忙しいから、自分で、という人もいますが、忙しいからこそ、エステに通って楽をするという方法もあります。
脱毛器を使用する場合、説明書や注意書きを読んだり、冷却したり、保湿したりを、自分ですることになりますが、脱毛エステではサロンにいけば、後は、お任せでいいのです。
スタッフの技術力、専門力
脱毛サロンでは、技術研修を受けたスタッフや、経験があるスタッフが対応してくれるため、安心して任せられます。
家庭用脱毛器での脱毛は、出力レベルや冷却、保湿など自己判断によるものが多く、不安な面があります。
サロンの場合ですと、施術後、何か肌トラブルがあった場合は、スタッフに相談することができます。
脱毛サロンは、脱毛を専門に扱ったお店なので、私たちより、専門的知識を持っています。
脱毛に詳しい方は、自分で行うのも良いと思いますが、脱毛エステに通ったほうが、効率が良い脱毛ができるでしょう。
家庭用脱毛器より総合的なお得感を感じられる
家庭用脱毛器の場合、お金が多くかかるのは最初のみで、後はカートリッジなどの維持費くらいですみます。
その上、何回も出来るというのは確かに魅力です。
ですが、どれくらいの頻度で脱毛するか、どのレベルでするか、冷却・保湿など、全て自己判断にゆだねられます。
レベルを上げすぎて火傷しても、自己責任です。
脱毛エステの場合、毛周期に沿って効率よくお手入れしていきます。機械の面や、スタッフの技量、効率がよい脱毛など、エステの方が、効果が期待できます。
費用面で、家庭用脱毛器が安いと感じるかもしれませんが、サロンでの脱毛は、こういったメリット込みでの値段です。
全身脱毛ができる
家庭用脱毛器は、何回でもやれるから、いろんなところができてお得という方もいますが、全身脱毛をしたい人は、断然脱毛エステをおすすめします。
全身脱毛の費用は、脱毛器に比べ確かに高額ですが、家庭用脱毛器も、人気があるものは75,000円くらいします。
家庭用脱毛器では、背中やうなじなど手が届きづらい部分があります。
誰かにやってもらう方法もありますが、Iライン・Oラインは、無理ではないでしょうか。
また、仕上がり具合も確認が難しいですし、見えない箇所をするのは、火傷の危険性もあります。
3.家庭用脱毛器の一番のデメリットは続かないということ
これまで、家庭用脱毛器比較した脱毛エステの魅力について列挙してきましたが、家庭用脱毛器の大きなデメリットは、継続して使用し続けることができない人が多いということです。
始めのうちは、コツコツと使用しますが、そのうち手間がかかるという理由で使用しなくなる人が多いです。
せっかく良い商品を購入しても、使用しなければ意味がないですね。
高いお金を出して購入したのに、物が届いてしばらくすると、そのことを忘れがちで、放置してしまうということもよくありますよね。
脱毛エステの場合、お金を払ったという意識があるのと、予約をすることからスケジュールに組み込まれ、ちゃんと通わなければという意識が働きます。
家庭用脱毛器が向いている人
当サイトでは、家庭用脱毛器より脱毛エステをおすすめしていますが、家庭用脱毛器の方が向いている方もいると思います。
次のような方は、家庭用脱毛器が向いているといえるでしょう。
- 脱毛したいけど、近くに脱毛サロンがなくて通えない人
- こまめにお手入れができ、それを継続できる人
- 家族で使いまわしをして費用を浮かせたい人
- 子育て中などで忙しく、自宅で脱毛したい人
- 人に施術されるのが嫌な人。恥ずかしい人
家庭用脱毛器か、エステか、どちらが向いているのかは、人によって違います。
費用面を気にしている方は、家庭用脱毛器を購入する際は、じっくり比較して購入された方が良いです。物によっては高い買い物になります。気に入らなくて別のものに買い替えると、結局、脱毛エステに通うのとあまり変わらなかったということもあります。また、継続して使用できるものを選ぶようにしましょう。
脱毛エステでの脱毛に興味のある方は、こちらのページで脱毛エステの選び方を解説していますので、こちらを参考にしていただけたらと思います。